古材・古建具の再利用
時代を見てきた古材や建具には付加価値があると思っています。
自然なものを使っていれば何十年・何百年と経っても使えるものも多いのです。
昔の職人の技も見ることができ、歴史を感じます。
その中でお気に入りの一品を見つけて一緒の時間を楽しみたい。
玄関建具は真ん中のみ磨ガラス(けしがらす)になっているのでお客様の顔は見えません。
上下は見えるので風窓と庭・洗い出しの玄関が見えます。
欄間(らんま)は細い格子が鉄でできている変わった一品。

洋間入り口建具は中のトイレ建具と御揃いです。
玄関の下駄箱の建具も古建具。杉材でできています。
秋田の天杉(てんすぎ)か屋久杉(やくすぎ)といった雰囲気です。

猫間障子(ねこましょうじ)は障子の真ん中にガラス窓庭の景色が絶品です。
下地窓(構造上の名称)は丸窓です。
夏は障子(古建具)をはずして風を通し冬は暖房効率のため障子を戻す。
玄関や廊下の明かりが漏れるのもいいものです。
古建具ではなく問屋の倉庫で眠っていたもの。
新品なのに保管時間が長く、古材と化していました。

古建具いっぱいの廊下。
向かって右側は脱衣所とトイレ。同じ建具が逆勝手だったので丁度納まる。出会いです。
奥の洗面も古建具です。みんな個性があります。
磨ガラスはいいですね。あかりは漏れるが中は見えない。

変わった格子の一品。
(窓)桧材です。
格子の一部を直さなくてはなりません。

トイレ開き戸。
細工がすごいのに、シンプルで上品。
建具やさんが中の構造を見たいといっていましたが、見れません。

収納古建具。
引き手の位置が逆ですがご愛嬌。
物入れですので中が見えないものを選びました。

寝室古建具は旅館風で、
押入れ引き違い戸は竹がアクセントになって上品。
源氏襖(げんじふすま)額障子は灯がもれるので普通の襖より奥行きを感じます。


キッチン収納。大工お気に入りの建具。
どこかに使いたいということで、食器収納の扉になりました。
細工がすばらしいです。